頭脳からエイリアンを生んだギーガーさん お亡くなりに [エイリアン ギーガー]
エイリアンのデザイン、ギーガー氏 お亡くなりに。
そのおぞましい姿に恐怖したであろう、エイリアン。その生みの親、ギーガー氏が亡くなった。
○ギーガーって?
ハンス・ルドルフ・ギーガーまたハンスリューディ・ギーガーとも。
1973年に発売したELP(エマーソン・レイク&パーマー)のアルバム『恐怖の頭脳改革』のジャケットの絵が話題となり、エイリアンにて有名に。
映画にはエイリアンの他、「スピーシーズ 種の起源」「キラーコンドーム」「帝都物語」にもモンスターを提供。
ギーガーの特徴は、生物のような機械。機械のような生物。
不気味で、機械的で、生生しくも人を惑わすような、
つまり奇怪な生物である。
いきものだけでなく、古代遺跡と現代科学をあわせたその世界観もあわせて、
「バイオメカニカルな世界」とも。
○なんであんな絵に?
ギーガー氏は、夜驚症やOCD(強迫観念)に苦しんでいたことを、
画集「ネクロノミコン」にて語っていた。
悪夢を見ることも多くなり、
その中でも、とくに閉鎖空間の悪夢が多かったようだ。
なにもない白い空間で、出口は通路一つ。
その通路に逃げ込むと、さらに狭く、長い空間。
通路に自分の肉体が詰まり、身動きが取れない。
狭い、息苦しい、どうにもならない。
目が覚めたときに、やっと救われる。
その悪夢を絵に描くことで、悪夢を乗り越えていたという。
そんなある日、夢に出てくる通路に似たゴミ置き場を目にして、
帰って絵にしてみると、そこには
金属と生き物が融合した絵があった。
これがきっかけで
や
といったバイオメカニカルな世界を生み出してきた
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